漱石の俳句 如月


漱石の俳句 2





Twitterで、『日めくり 子規・漱石』(神野紗希)という本を見つけ、写真で見た本の装丁が気に入ったので、アマゾンで求めました。



漱石の俳句は、私がもっている全集の第17巻に入っていますし、子規の句集も持っているのですが、この両者の俳句を日めくりふうにして一冊にまとめたのが、面白いと感じました。



子規または漱石の句を、11句づつ掲載してあります。ほかに河東碧梧桐など、友人の句も入っています。



漱石は、俳句の添削を子規にしてもらっていて、今でいえば子規は俳句の師であったのですが、そんなことにはこだわらず、自由な雰囲気のなかで楽しんでいたようです。



この本の発行所は愛媛県の愛媛新聞、やはりいいところに目をつけたと思います。



著者の神野紗希は、まだ30代のようですが、句の解説は多方面におよんでいて、読み応えがあります。









2月中旬のところをみていたら、こんな句がありました(218日分)。





菫程な小さき人に生まれたし 漱石





生まれ変わるなら、菫の花のような小さな人に生まれたいなあ、漱石30歳にして可憐な願望である(神野紗希)







たしかに写真で見るいかめしそうな漱石が、菫の花に生まれ変わりたいというのは、面白い取り合わせです。俗世間とのかかわりを嫌っていたのかもしれません。





私が好きな漱石の句の一つです。

この本は、11句づつ、ゆっくり読んでいます。ブログのネタがない時には、ここから選ぶことにしよう(笑)

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