鷹狩りの鷹 奮戦記


〇鷹狩りの鷹 奮戦記



江戸時代、鷹狩りは将軍から許された大名しかすることができませんでした。


加賀百万石藩主の前田家は、外様大名でしたが鷹狩りをしていました。



将軍家に鷹狩でとらえた鶴を献上したり、また下賜されたりという関係でした。




石川県には、その鷹狩りの鷹も鷹匠も現存しています。百万石まつりのときには、その技を観衆に披露しています。










現代の鷹には、カラスなどの野鳥を追い払う仕事があります。



金沢駅のもてなしドームは高さ30メートルほどありますが、屋根にハトなどの鳥の糞がたまる恐れがあります。



それを防ぐためには、ハトやカラスなど野鳥を寄せ付けないことが一番と、野鳥が恐れる鷹をときどき放っているようです。



鼓門前で一度見たことがあります。

放たれた鷹は、ドームの上あたりを飛んで、鷹匠のもとに帰ってきます。それを何回かしています。



そのあたりの鳥類では最強の鷹が飛んでいるのをみて、当分野鳥は近づかないということです。








その鷹が今度は市場でカラスを撃退したという記事がありました。



金沢中央卸売市場では、開場以来約50年にわたりカラスに悩まされてきたのですが、新鮮な魚や野菜を狙い50羽ほどのカラスがやってきて、連日被害をあたえてきたそうです。



金沢駅で鷹がハトを撃退したことを聞いた関係者は、鷹匠に依頼して月に数回、市場付近に鷹を放っています。



ハトと違い、当初カラスは抵抗し仲間を呼ぶようにして、上空を飛び鷹を威嚇したといいますが、やがてカラスの間で鷹の怖さが周知徹底したのか、に鷹をみて、食材を物色していたカラスは一目散に逃げ出すようになったとのことです。



鷹は食物連鎖の頂点に存在しているので、やはり効果抜群。



ちなみにこれまでは地元猟友会に依頼して駆除を行っていましたが、効果はほとんどなかったとのこと。同様の被害を受けている花の市場でも実施したとの話も聞きました。






ところで金沢でカラスの名所といえば兼六園のすぐ下の白鳥路です。

夕方になると数千羽のカラスがそこをねぐらとしており、朝には道路が糞害で真っ白になっています。糞が観光客の服にでも落ちてきたら大変です。



これについて金沢市はお手上げだが、ここで鷹と鷹匠は力を発揮することができるかどうか。生態系の王様でも多勢に無勢となるのかどうか。

観光の目玉の場所だけに一度やってみる価値はありそうです。

付近に住む知人によると、兼六園のカラスは最近、幾分減ったといっていますが。




かつて将軍や藩主たちが鶴を捕えるのに使っていた鷹狩りですが、現在は意外なところでにらみをきかせているのです。



相手が鶴からカラスやハトとなったのは、鷹にとって名誉なことではないとは思いますが、市民にとってはうれしいことではあります。



ところで、鷹や鷹匠は現在、どれくらいいるのでしょうか。




お知らせ

当ブログの「ページ」に、「金沢に着いたら、最初の観光地は金沢駅」を加えました。
金沢駅の「鼓門ともてなしドーム」について紹介しています。
金沢に来られた観光客の皆さんにとって、はずせない名所となっています。

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